EXPOいくのヒートアッププロジェクト『つくって・うって・あそぼう 多国籍 子商人いくの駄菓子屋 生野区の未来の駄菓子屋を描こう編』


2025年3月29日、『つくって・うって・あそぼう多国籍 子商人いくの駄菓子屋』プロジェクトがいよいよスタートしました。
今回は『未来の駄菓子屋を描こう編』。子どもたちを中心に、参加者が思い思いに描いた『未来の駄菓子屋』を発表してくれました。その自由な発想と豊かな想像力には、大人たちも驚かされるばかり。終始あたたかな雰囲気に包まれた、素敵なイベントとなりました。

『つくって・うって・あそぼう多国籍 子商人いくの駄菓子屋』プロジェクト始動
生野区は、約80ヵ国もの人々が暮らし、住民の5人に1人が外国籍という全国的にも珍しい多国籍なまちです。そんな生野区の特性を生かし、『多国籍』と『駄菓子屋』を組み合わせたユニークなプロジェクトが始動しました。その名も、『つくって・うって・あそぼう多国籍 子商人いくの駄菓子屋』プロジェクト。その第1回目の今回は子どもたちとともに『未来の駄菓子屋』を自由に想像するイベント『生野区の未来の駄菓子屋を描こう編』が、生野区内の長屋大学ぽんぽこキャンパスで2025年3月29日に開催されました。

会場には今回、協賛していただいた生野区製菓メーカー4社のお菓子が並んでいました。
・佐々木製菓(大阪市生野区巽西2-10-7)
・フルタ製菓(大阪市生野区林寺6-7-22)
・高橋製菓 (大阪市生野区小路東4-8-10)
・丹生堂本舗(大阪市生野区新今里1-4-15)
このプロジェクトを企画したのは、生野区の製菓メーカー『佐々木製菓』の役員である佐々木 雅子(ささき・まさこ)さんと、製菓メーカー『丹生堂本舗』の役員である西 葉菜好(にし・はなこ)さん(西さんはEXPOいくの実行委員会メンバー)。
今回の『生野区の未来の駄菓子屋を描こう編』では生野区の駄菓子屋さんをリサーチするところから始まり、地域で親しまれているお菓子の食べ比べ、そして『未来の駄菓子屋』を描くワークショップへと続く三部構成です。


まずは参加してくれた子どもたちが、順に自己紹介。どんな『未来の駄菓子屋』を描いてくれるのか、自然と期待がふくらみます。

WORKSHOP① 生野区の駄菓子屋さんをリサーチ
今ではすっかり珍しくなった駄菓子屋さんへ、みんなで向かいます。
子どもたちは、わくわくした表情を浮かべながら、バスに乗りました。



今回、お伺いしたのは、古くから地域で愛され続けている『しんしん堂 大井』さん。
店内に一歩足を踏み入れると、並べられた色とりどりの駄菓子に、「どれにしようかな?」と真剣な表情で棚を眺めたり、友達同士で楽しそうに相談したりと、夢中になってお菓子を選ぶ姿がとても微笑ましい光景でした。



WORKSHOP② 生野区メーカー4社のお菓子を食べ比べ
『駄菓子屋』で楽しい時間を過ごした子どもたちは、ぽんぽこキャンパスへ戻り、ひと休した後に、会場に並ぶ生野区製菓メーカー4社の『地域に親しまれたお菓子』の食べ比べがスタート。お菓子を前に、子どもたちの目はキラキラと輝きます。
お菓子を選び、ひとつひとつ味わう姿を見ていると、お菓子というものが子どもたちにとってどれほど心踊らせる存在なのか、しみじみと感じさせられました。また、これには生野区の面白い大人たちも参加しました。





WORK SHOP③ 「生野区の未来の駄菓子屋さんを描こう」
そして、いよいよメインプログラムが始まりました。子どもたちが『未来の駄菓子屋』を想像し、紙に描いていきます。真剣な表情で自らのアイデアを描いていく姿を見ていると、どんな駄菓子屋が生まれるのかワクワクします。このワークショップにも生野区の面白い大人たちも参加。


そして、いよいよ発表の時を迎えました。子どもたちが一生懸命に描き上げた『未来の駄菓子屋』が、ひとつずつ披露されていきます。少し照れながらも、楽しそうに語る子どもたちの姿が印象的でした。


『100階建てのお菓子屋さん』や、『秘密の扉』が隠されたアミューズメントパーク要素を取り入れるなど、どれも大人にはなかなか考えつかない、子どもならではの自由で豊かな発想にあふれていました。
以下が、参加した人が描いた『未来の駄菓子屋』になります。



西さんの温かく穏やかな進行のもと、イベントは終始なごやかな雰囲気に包まれ、楽しそうに過ごす子どもたちの姿があちこちで見られました。『駄菓子』というテーマは、子どもたちだけでなく、会場にいた大人たちの心をワクワクさせてくれたようです。
『つくって・うって・あそぼう多国籍 子商人いくの駄菓子屋』プロジェクトは、まだ始まったばかり。これからどんな展開を見せてくれるのか、今後の歩みにぜひご注目ください。

当日のイベントの様子が動画でご覧頂けます。


